タンノイ・オートグラフを導入しました(その7.)

7.サラン取り外し.JPG
 (オートグラフを仰向けに倒して、正面のサランネットを外したところです)

 結局、聴いてみて決める他ないとなりました。
 オーディオマエストロで進工舎箱、HPD385A入り(エッジはウレタンからゴムに交換されています)のオートグラフを聴かせてもらいました。アンプはQUADのモノラルプリ2を二台とモノラルパワーⅡを二台です。

 モーツァルトのオペラを聴かせてもらいましたが、とてもまとまりの良い音でかつ美音です。アリャ、オートグラフってこんなに簡単に鳴るんだっけ?と拍子抜けするほど良い音です。
 これじゃHPDゴールドの出る幕は無いかなと思いつつ、ユニットを交換しました。

 ユニットの交換は人手が4人(ご店主とその奥様、作業に来てもらった方、私)もあった事もあり、あっという間に作業完了でした。
 進工舎の箱にモニターゴールドを取り付けるときは、微妙にユニットの止めネジ穴がズレていて、手こずる事があるそうですが、今回はコーン紙以外はHPD385Aなのできれいに収まりました。
 自分は大変な作業になるんじゃないかと、汗拭きタオルとアクエリアスの950mLペットボトルを持ち込んでいましたが、不要でしたw

 ユニット交換後、同じオペラを聴きましたが、これはさらに良い。音の響きが多彩で深々と鳴ります。
 五味康祐先生流に言いますと、倍音が豊か。
 一緒に聴いた方(作業をお願いした方)はコッチの方がレンジが広いと言われました。

 この結果、オートグラフに収めるユニットはHPDゴールドに決定しました。
 ゴムエッジに交換してあるHPD385Aはベンプレ亭のリビングでTV用に使用します。

 交換する前は、オートグラフに収めるデュアルコンセントリックは、ツィーターのスペーサーを薄くして、高域が強く出るようにしてあるので、単売ユニットのHPDではどうかな?と言われましたが、問題ありませんでした。

 オートグラフを納めたのは寝室です。この部屋は昔、ベンプレ親父がパワーリフティングの選手だった頃にトレーニングルームとして使っており、各種のマシン類、ダンベル、バーベルが置いてありました。

 壁、天井だけではなく、床まで6面全てコンクリート打ち放しの作りで、床は300キロのバーベルを落としても壊れない様に強固に作ってあります。
 広さは3.6m×5.7mで12.4畳ほどですが、根太が入っていないため床が低く、天井高は2.7mとやや高くなっています。
 12畳余りとオートグラフには狭すぎる部屋ですが、ユニットは同軸型スピーカーですので何とかなるでしょう。贅沢を言ってちゃ切りがありませんしね。

 この部屋を短手方向に使用し、オートグラフはお約束通り部屋のコーナーに押し込みました。
 こうすると低音が増強されます。モノラル時代は1本しか使わないのでこれで良かったのでしょうが、ステレオ用に2本使う場合は低音過剰となり易いそうです。

 少しコーナーから外して前を向けた方が良いらしいですが、寝室で鳴らすものなので大音量は出しません。
 そうなるとラウドネス効果を得るためにはコーナーに押し込む方が良いかもしれません。まあ角度を変えながら、色々やってみましょう。

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