ロンドンWEシステムの電源はアイソレーショントランスから取る事にします

(入手した日本光電のアイソレーショントランス、1300VAです)
ベンプレ亭書斎のロンドンWEシステムは、ロンドンWE2080A、2090A、JBL075励磁改造に行く3ペア6台のパワーアンプと是枝Lab.3way真空管式チャンデバ、計7台の電源を光城精工のソフトスターターKA02から取っています(KA02は壁コンセントへ)。
他にサブウーファー・ハートレイ224HSのパワーアンプ、是枝Lab.6550p.p.1ペア二台、075用励磁電源(M氏作)、自作のサブウーファー用真空管式チャンデバは壁コンから電源を取っています。
以前はそれで問題なかったのですが、あれやこれや器材が増えていくうちに、どうした加減かベンプレ亭書斎天井のシーリングファンを回転させたり、エアコンを使うととロンドンWEシステムにノイズが乗るようになりました。
今は秋の良い季節でファンもエアコンも不要ですが、冬になると必要になりますので、ちょっと触る事にしました。
電源由来のノイズを消すなら、アイソレーションレギュレーターが一番良いと思うのですが、真空管パワーアンプ8台とチャンデバ、励磁電源を繋ぐならアンペアの大きなものが必要です。
探せばあるとは思うのですが、お値段が…
次善の策としてアイソレーショントランスを使ってみる事にしました。レギュレーターは一種のアンプですが、トランスはコイルが二つ入っているだけの製品ですから耐久性も後者が上。価格が割安のトランスでノイズが消えればオンの字ですからね。
手に入れたのは日本光電製のアイソレーショントランス、医療用のブツで100Vで13A流すことが出来ます。このトランスは新品未使用ストック品(NOS)でした。
日本光電は2014年に医療用トランスを他社(スミダ)に事業譲渡していますので、少なくとも6年はストックされていた製品ですね。
われわれの医療現場では日本光電はフクダ電子とともに日本製医療機械のトップメーカーですから、このトランスもそうヘンなものでは無いはずです。
この電源の3Pジャックは5口なのですが、KA02、6550p.p.二台、サブウーハー用チャンデバ、励磁電源で丁度5台、バッチリですね。
じつはこのブツ、ヤフオクで少しの間棚ざらしになっていました。スタート価格が結構高かった為でしょう。そのうちスタート価格が下がるかなと暫く見ていましたが、下がらないのでスタート価格でポチり、Getしました。
それでも定価の1/3程ですし、6年くらい前のNOSだから、マア良いかな。
ちょっと心配なのは、このトランスはオーディオ用ではないので、唸りはしないか。以前、業務用のアイソレーションレギュレーターで唸るものに当たり、CSEのR400に買い直したことがあります。
ヤフオクの説明書きでは大丈夫とありましたので、まあ逝くしかないねw
さて、ブツは無事到着、早速試聴です。
まずトランスの唸りですが皆無でした !!
次に肝心のノイズカット性能ですがバッチリでした !!
もうエアコンやファンからのノイズに悩まされる事はありません。電源由来の他のノイズも当然減少しているでしょう。そのせいか、音の鮮明度が上がった感じがしますね。こりゃー安い買い物でしたなw
それから、いままでロンドンWEシステムを鳴らすのには、チャンデバ以降で5個のスイッチを入れなければいけませんでしたが、これからは日本光電のスイッチ一つでON/OFFが出来ますから、これも助かりますねw
この記事へのコメント
此れ良いですよ。
https://acousticrevive.jp/portfolio-item/fcs-8/
私も日本光電製の750VAの物を2台使っています、
静かな部分がより静かになり、その為クリアーさが増しますね。
日本光電のアイソレーショントランスはカテ室や脳波室で良く見かけます、
勿論ノイズ軽減ですが、
もし間違っても患者さんにAC100ボルトが直接行かない安全対策にもなります。
フェライトコアですね。私、サブウーファーのパワーアンプにだけTDKのヤツを使っています。調べてみましたが、ノイズ発生源にも使うとより効果が高いそうですね。他の場所にも増やしてみましょうかね。
ボロトレーン様、コメントありがとうございます。
以前ハイレゾ音源用に有線ランを使っていた時、やはり日本光電のHIT-100というラン用のノイズフィルターを使っていました。
今は無線ランにしたので使っていませんが、日本光電は医療機械メーカーなので、こういったノイズ除去系の機械も得意でしたね。