EMT139stのレプリカをGet !!(その2.)

 キーパーツの入出力トランスはハウフェの純正品という事です。内部のコンストラクションもオリジナルとよく似ています。
 以前のカウンターポイント・レプリカと異なり、出来るだけオリジナルに近づけようとした物の様で、シャーシの後部に16ピンのコネクターが出ており、927、930にはめ込むとそのまま音が出せるようになっています。

 トランスが同じなら似たような音が出そうです。肝心のトランスがNOSなのか再生産品なのかは分かりませんがハウフェのブランド品なら大外れは無いのでは?価格もバカ値ではないし。

 というわけで、Getしてしまいました。

 前記のように、このイコライザーは927、930にはめ込んで、その電源部からDCをもらうようになっていますが、927、930が無くても使えるように、別電源も売っていました。

 これは小型整流管(6C4)とブリッジダイオードを使用したありふれたものですが、値段がこなれていましたので、これも同時に購入しました。
IMG_1233.JPG
 139stレプリカ(右側)の後面です。イコライザー後面に16ピンが出ており、ここを927、930にはめ込んで使うのがデフォ。
 この16ピンに、アース線、カートリッジの出力を受けるジャック、イコライザーアウトのジャックが出ており、別電源(左側)からのDCが受けられるコネクターを挿して使う事も出来ます。

 信号の入出力ジャックはバランス、アンバランス両方が選べるらしいですが、我が家に到着したものは受けがRCAアンバラ、出しがXLRバランスでした。

 ベンプレ亭書斎の2台のプリのうちの1台、ロンドンWE、グッドマンAXIOM22用のマンレイ・ミキサーはバランス受けなのでそのまま使えます。
 バスビン、WE13a用のプリ、是枝Lab.LL-AAはアンバラ受けなのですが、ここのプラグをXLR型に変えて(配線はアンバラのまま)繋いでも問題なく使えました。

 927stにはめ込んでの音と別電源を使用しての音を聴き比べてみました。
 音の傾向は当然同じですが、別電源を使用する方がノイズが下がります。なんとなく本体電源を使用する方が馬力がある感じなのですが、総合的に見て別電源の使用に軍配が上がりました。

 オリジナルの139stが無事帰還したら927stのフォノイコはオリジナルに戻しますが、こちらのレプリカ139stと電源部はモノラルLP用のTMD25(タンテはRCA70C-1)に使えますので無駄にはなりませんね。

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