EMT927stを導入しました(その6.)
(TSD15の旧型とOFD25が付いてきました。TSD15旧型は残念ながら要修理品です)
さて、この927はマニア氏邸からの蔵出しです。TSD15カートリッジの針が曲がってる様子では、しばらくは使われていなかった筈です。メンテナンスはこれからですね。
たちまちやらなければならないのは旧型TSD15針の修理ですね。幸いオーディオマエストロ経由で出来そうです。
EMT927stを入手するにあたって、あらかじめメンテナンスに関してググってみました。
ヴィンテージオーディオ店のサウンドボックスさんがEMT930の英文の取扱説明書(EMT927もほぼ同じだそうです)の一部を翻訳してネットに貼っていますので拝見しましたが…いきなり躓きました。
アッパーモーターベアリング?スクリーンディスク?ローアーモーターベアリング?パーツの単語がどれの事なのか、ベンプレ親父ごときには分かりません。
こりゃー、927取説を手に入れるしかないなと再度ググると、コピーですがヤフオクにありました(930のではなく927の取説のせいか、コピーでも高かった…)。
これには各パーツ名称がどれをさすのか、写真と絵で解説してありますので、多少は分かりやすいでしょう。
(この取説はちょうど927stの時代の物でした。コピーですが、出品者は気を使う人の様で、表紙は堅い紙を使い、背表紙までありました。何も言わなければ本物と思っちゃいますよ)
すぐ出来そうなところは、アイドラーやプーリーのアルコールでの清掃、スピンドルオイルの取り替えあたり。
スピンドルオイルはEMTの純正品を使えと取説には書いてありますが、スクアランを使っている人もいますね。
ベンプレ亭書斎のRCA70C-1はスピンドルオイルにミシンオイルの100番を使って好調ですから、これも良いかもしれません。どういうわけか、チタンオイルなんてヘンなものもベンプレ亭書斎にはあります。これも面白いかも。
モノタロウでスピンドルオイルの量(23㏄と取説に書いてあります)を測るメスシリンダー、オイルを抜き注しするためのスポイトを買いました。
さてベンプレ亭書斎に設置されたEMT927st、まずスピンドルオイルを交換しました。
本来は底のネジを緩めて、下へオイルを抜くのですが、これをやると後日オイル漏れの原因になることがあるとか。
大型スポイトでオイルを吸引、回収し、最後にキッチンペーパーを紙縒りにして差し込み、残りのオイルを拭っておきました。
スピンドルオイルは結局EMTのオリジナルを使用しました。たぶんミシンオイルの#100でもイケると思いますが、ここは敢えて変わったことをする必要はないでしょう。
本当はアイドラーのアルコール清拭をしてからプラッターを嵌めれば良かったんですが、意馬心猿、その工程は省略して、プラッターを嵌めてしまいましたw
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