EMT927stを導入しました(その5.)

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 (フォノイコの139stです)

 フォノイコライザーは真空管式の139stが付いてきました。これはお値打ちなんですが、初段真空管の12AX7が抜かれています。故障しているのかもしれませんね。
 前オーナー様は139stは使わず、アームコードを改造して外付けのフォノイコを使用しておられたそうです。

 stなのにサブプラッターは樹脂製ではなく、Dst仕様のガラス製です。これは前オーナー様が、後日取り換えられたものだと思います。
 ですから、クイックスタート、クイックストップはできません。

 モーターはベンプレ亭書斎で使える60Hz用が付いているのですが、ガラスプラッターは50Hz用なのでストロボが止まって見えません。外付けのストロボ用ディスクを使って回転の調整をするか、60Hz用のガラスプラッターに交換しなければなりませんね(もう注文しましたw)。

 それから性能上で必須ともいわれる927用のインシュレーター、927-900も付属していませんでした。
 しかしベンプレ亭書斎の床はコンクリートの上に根太無しでフローリング材を直貼りしているため、どれほど大きな音を出してもピリとも振動しません。ですからハウリングには強いです。

 空気振動でカートリッジが揺さぶられることはあると思いますが、それはインシュレーターではカットできません。
 ですからインシュレーターが無くてもハウリングは皆無でした(ベンプレ邸書斎ではタンテが何であろうが、サブウーハーが20Hzで唸った時にもハウリングは起きませんぞ)。
 ただ、外観はあった方がカッコイイんだよね、インシュレーターw

 シャーシの外観はキレイですし、肝心のターンテーブルの回転は確かなのですが、少しずつ瑕疵もあるので、少々お安くしてもらいました。

 でもEMT927ですからね。そりゃー大したもんだと思いますよ。

 それに実は…
 このブツはDstじゃないstだ、針先インジケーターがない、アームがEMTじゃない、オルトフォンRMA297だ、付属針は要修理品だ、モーターが60Hzなのにガラスプラッターが50Hz用だ、純正フォノイコが使えない…
 つまり少しずつ突っ込みどころがあるじゃないですか。

 これが良いんですよ。
 すべてが完ぺきなEMT927Dstを導入しちゃったら、私はどーすりゃ良いんですか?どこにも個性がないですぞw
 なんだか完璧なEMT927Dstなんてイヤミだと思うんですが、ベンプレ親父がヒネクレてるだけなんでしょうかw

 それから私、アームはEMT997よりも、RF297よりも、RMA297が一番良さそうな気がしますよ。

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