ウェスタンエレクトリック・ロンドン2080-Aを導入しました(そ9.最終回)
完成したウェスタンエレクトリック・ロンドン2080-A×2+アルテック210エンクロージャー、アルテック288Bドライバー+H1505ホーンの外観です。
音が鳴り始めてすぐ、我が家のオーディオ評論家、ベンプレ妻に聴かせましたが、「ビックリする位自然な音ね」、「前のよりずっと良いわ」、「何の調整もしないでいきなりこの音ってのは、凄いんじゃない?」、「いつまで聴いても疲れない音よね、自然だから」と絶賛の嵐です。
妻は515と2080-Aの交換に立ち会い、帰り道に「二人でゴミの物々交換をしてるのね」と冷笑していましたが、音を聴いて目を丸くしていました。
「古臭くなんて全然ないわね。濁りの無い音よ」とも。
妻はオーディオには興味も知識もありませんが、ヘンな先入感や期待感が無い事から、かえって良い物は良い、悪い物は悪いとハッキリ指摘します。
音の印象が私と異なった事はまずありません。
今回ほど妻に音を絶賛された事はありませんでした。私も、これはもう、ベンプレ亭書斎で鳴った過去最高の音だと思います。
特にここまでホールトーンの美しいスピーカーは聴いたことが有りません。余韻の出方が群を抜いていると思います。
うーむ、こうなるとドライバー、ホーンもウェスタンエレクトリック・ロンドンが欲しくなりますね。
それにしてもウェスタンエレクトリック・ロンドンを私の手で鳴らすことが出来る日が来るとは、夢にも思っていませんでした。これはワルハラ城に住まう神々の世界のスピーカーで、俗人であるベンプレ親父の近付けるものではないと・・・
先ほどもほっぺたをつねり、夢ではない事を確かめたばかりです。
もうこれで死ぬまでウーハーはコレ、2080-Aで決まりです。憧れの名器ですから大事に大事に使います。
一日でも長く聴けるように長生きしないとね。
それから70歳でリタイヤし、一日中聴ける日が来るまで難聴になりませんように。
2ペアの2080-A、新品で入手した最初のオーナーはもう鬼籍に入られた事でしょう。
私の手元にこれらがあるのは、ベンプレ親父がまだクタバッテいないからです。
以前、茶碗の収集家の話を読んだことが有ります。
「名器を手に入れるには、所有者が死んだらすぐに駆けつけ、ブツをかっさらって来る事。つまり長生きした者の勝ちだ」
私も長生きして、もう暫くは「かっさらう」側でいたいです。もちろん私が死んで、私の所有物が欲しい人がおられましたら「かっさらい」に来てくださいね。ベンプレ妻にも協力するように言っておきます。
これで「ウェスタンエレクトリック・ロンドン2080-A導入記」を終わります。
なんだかもう、ベンプレ親父は涅槃が見えた気がしますぞ。
この記事へのコメント
因みに、「かっさらい」行こうとなんて不届きなことは考えておりません。(笑)
今後も、システムが更に熟成して行く過程のご報告、楽しみにしております。
長文を呼んで頂きありがとうございました。
今後、ホーン、ドライバー、アンプなども随時つついて行ければと考えています。
宜しくお願いします。